日焼けとメラニン色素の関係…と役割。。
夏になるとしっかりと日焼け対策をしてるつも
りでも焼けしてしまいますよね!
家族で出かける時など、子供が小さいと自分の
事はついつい後回しになり気が付くとシミにな
ってたりします💦
小学生の頃は兄妹で
「私の方が日焼けしてる~」とか
「背中の皮が剝けてる~」なんてある種、張り
合っていたのを思い出します(*^^*)
日焼けの原因となる紫外線について知っていますか?
これは既にご存知かと思いますがなんの対策も
せずに太陽光を浴びると日焼けをするのは紫外
線の影響です。
紫外線とは太陽光線のうち波長が短くエネルギ
ーが高い光を指します。
そして波長の長い順にA波(UVA)、B波
(UVB)、C波(UVC)の3つに分けられます。
このうちC波(UVC)はオゾン層に遮断されるの
で日焼けに影響するのはA波(UVA)とB波
(UVB)です。
UVAは波長が長く肌の奥まで届き、コラーゲン
を変性させ、しわなどの原因にります。
このUVAによって皮膚が褐色に色づいた状態を
サンタンと言い、痛みはほとんどないですが数
週間から数ヶ月続きます。
また、
1年を通して降りそそぐので、気付かないうち
に肌に悪影響を及ぼしています。
UVBは海水浴などで長時間強い陽射しを浴びる
と皮膚が赤く火傷したようにヒリヒリしたり、
水膨れができたりしますよね。
何日かヒリヒリしてお風呂に入るのも大変💦こ
のような状態をサンバーンと言います。
炎症が収まった後は皮膚が剥がれ落ちて治って
いきます。
何度もサンバーンを繰り返すとシミやしわだけ
でなく皮膚がんの原因にもなるので注意が必要
です。
さて、
紫外線の種類と影響は分かりましたがこれを浴
びるとメラニン色素がどのような役割を果たす
のでしょう。
皮膚は表面から内側に向かって表皮、真皮、皮
下組織と3層からなっています。
その中で、紫外線や化学物質などの有害なもの
から身体を守っているのが表皮です。
表皮は角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層
に分かれていてメラニンは基底層にあるメラノ
サイトによって生成されます。
メラノサイトは紫外線などの刺激を受けるとメ
ラニンを作り出し紫外線による肌へのダメージ
を未然に防いでくれているのです。
皮膚や身体にとって大切な役割を果たしている
メラニン色素ですが、長時間強い陽射しを浴び
ると(焼け)メラニン色素も過剰に生成される
ため、ターンオーバー(肌の新陳代謝)で排
出しきれなかったものが色素沈着をおこし、
将来シミとなるのです。
また、
加齢や生活習慣の乱れによってターンオーバー
(肌の新陳代謝)のサイクルが乱れると、メラ
ニンの排出を滞らせ、やはりシミの原因となっ
てしまいます。
ターンオーバー(肌の新陳代謝)のサイクルを
整え、メラノサイトの働きを正常にするために
は、日焼けをしないようにしっかりと日焼け対
策をして、規則正しい生活を送ることが大切な
のです。